人は弱い。 だから「設計」する。
正論が止まる組織に、再現性ある判断基準を。
伝えたい「設計」の意味
「設計」とは、その制度が導入されたとき、生身の人間がどう反応し、組織の力学がどう変化するかというシミュレーションのことである。
正論は、なぜ組織を止めるのか
「なぜルールを守らないのか」という問いは、間違っていない。しかし、その問いだけでは何も変わらない。人は弱い。自分に都合よく物事を解釈し、得をするよりも損を避けることを優先する。波風を立てない選択、目立たない判断、安全な沈黙。正しいとわかっていても、そちらに流れる。それが人間の本性だからだ。問題は倫理の欠如ではなく、人間の本性を前提としない設計にある。
制度→文化→行動の接続不良
多くの組織で、制度は存在する。しかし制度が評価と連動せず、評価が行動を規定せず、行動が文化を形成しない。この接続不良が、不祥事の真因である。研修を繰り返しても改善しない組織は、たいていここに問題がある。
絶対的正解を押しつけない
正論は、一つではない。上司にとっての正論、現場にとっての正論、顧客にとっての正論。それぞれの正論だけを見れば、矛盾なく成立している。だからこそ、正論で組織は止まる。誰かの「正しい答え」を、その他の誰かに押しつけた場合、例えその場で押し込んでも、根は残る。組織の崩壊を回避し、意思の循環がさらなる価値を生む組織には、複数の正論がぶつかる場面であっても、再現性のある方法で共創できる構造を組織の内側に設計することが、唯一の解である。
この視点を体系化したのが「組織の死角メソッド™」である。監視と内面化(Foucault)、抑止と緊張(Schelling)、ISO31000(統治責任)、レジリエンス(適応と回復)、これら4つの思想と制度設計を統合した独自モデルだ。制度を単体で設計するのではなく、抑止・統治・適応・評価設計の4軸が連動して初めて、組織は自律的に機能する。
エグゼクティブアドバイザー
検察官として組織の意思決定と不祥事の構造を見続けた経験を基に、現在は企業の組織設計・コンプライアンス高度化・判断基準の再設計を支援している。個人の倫理ではなく、構造の設計を扱う。
あなたの組織は
どこで止まっているか
「組織の死角メソッド™」に基づく接続設計を、3つの関与水準で提供しています。どこから始めるかは、組織の現在地によって異なります。
高度化研修
コンプライアンス研修の反復では変わらない組織に対して、「なぜそう動くのか」という構造的視点を提供します。管理職・全社員・経営層など、対象と目的に応じてプログラムを設計します。
接続点検セッション
制度・評価・行動の接続状態を可視化します。施策の棚卸し、接続マップの作成、ボトルネックの特定、次の90日アクションの整理まで行います。研修枠からプロジェクト枠へ移行するための中間支援です。
基準設計プロジェクト
判断基準・評価設計の再構築を行います。人が替わっても機能し続ける組織の仕組みを、経営層と共に設計します。単発の改善ではなく、構造そのものの再設計が対象です。
壁打ちセッション
経営者が自分の判断を検証する場です。正解を提示するのではなく、判断の前提・構造・盲点を問い直します。社内では言えない問いを、安全に扱える場を提供します。
会議オブザーブ
重要会議にオブザーバーとして同席し、終了後に「判断の構造」について意見を述べます。議案への直接介入は行いません。会議そのものの設計と、その場で起きている力学を可視化します。
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